仮設資材ガイダンス
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- 枠組足場の施工方法と注意事項
③ 朝顔、拡げ枠を使用している箇所は、枠組足場に偏心荷重が働く ので、朝顔の取付け部には、2 スパンごとに壁つな ぎを取付け、拡げ枠箇所は各スパンごとに上下に壁つなぎを取付けて下さい。
朝顔使用時の壁つなぎ施工例 拡げ枠使用時の壁つなぎ施工例
各列引張材 壁つなぎ 各列圧縮材 壁つなぎ
シート張りのとき 2 層 2 スパンの 壁つなぎ 各列引張材 壁つなぎ
建 物
建 物 圧縮材 引張材、 圧縮材
各列圧縮材 壁つなぎ ベース くぎ にて固定
圧縮材
引張材、 圧縮材
④ 壁つなぎ用アンカーボルトをコンクリートに埋め込むときは、専用のものを使用して下さい。なお、後付けアンカーの 場合は、 アンカーの施工の良否は引抜き強度に影響しますので、その施工には十分に注意して下さい。 ⑤簡易クレーン等を足場に載せた場合の壁つなぎは、クレーンの吊り荷重によって足場転倒モーメントが生じますので、 これを防止するために、建枠の最上層ならびに下方に 2 層ごとに壁つなぎを設けて下さい。なお、どうしても構造上 壁つなぎが設けられないときは、それに代わる措置を施す必要があります。
7. 開口部梁枠等
(1) 開口部用梁枠の構成と種類
梁枠等の組立構成図例
① 梁枠等とは、梁枠、梁枠受け (はり受け金具) 、 梁枠ベース (は り渡し) 及び方杖 (3スパン以上の場合) のセッ トをいいます。 ②梁枠等の各部材は、メーカーによって形状や寸法が異なる場 合が多く、混用すると上部枠組の組立上、支障をきたすことが ありますので、同一メーカーのセッ トでご使用下さい。 ③ 部材の組合せは下表の通りですが、梁枠ベースについては建 枠の幅によって変わってきます。
梁枠ベース 梁 枠 梁枠受け 方 杖 枠組・開口部 梁 枠 型 式 2スパン用 3スパン用 4スパン用
(A‑148) (A‑147 ) (A‑146)
梁 枠 等 の 部 材 構 成 梁枠受け 型 式 PHB‑01A 〃 〃 数量 4 4 4 梁 枠 ベ ース 型 式 〃 〃 〃 数量 1 2 3 方 杖 型 式
ー
数量 2 2 2
数量
ー
PFB‑2
インチサイズ
PFB‑3
(A‑1475) (A‑1471)
PS‑4215
4 4
PHB‑4
PS‑4220
84
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